私たちの暮らしは、様々なエネルギーを活用することで成り立っています。なかでも給湯器やガスコンロ、暖房機器といった”あたためる”役割を担うのがガスエネルギー。
ガスは海外で原料を調達、国内で生産され、そこから地面の下に通るガス管を通じて各建物に送りこまれます。ガスをユーザーの皆様に届ける役割を担っているのが、私たち東邦ガステクノです。地中にガス管を通す工事や定期点検のほか、ガスの圧力やガス漏れなどを遠隔で監視するシステムも管理しています。また地震などの災害時に求められる緊急対応も、インフラを守る企業としての使命です。

ガス管は生活に不可欠なものですが、設置や維持管理の際にコストや環境面で、不断の努力を積み重ねていく必要があります。そういった現場の課題を、グループ会社の東邦ガスネットワークとの共同開発により解決できることが私たちの強みです。これまでにも産業廃棄物の排出量を減らす工法、最小限の掘削範囲でコストを抑える工法、災害時に備えたガス管の耐久性向上など新たな技術を開発してきました。
現在も改善の余地は大いにあります。現場の声・時代のニーズに沿って工法をアップデートしていくことが、最終的にユーザーの皆様に安心と安全をお届けすることにつながると信じています。

私たちは技術面で高いノウハウをご提供することはもちろん、関わる人との繋がりを大切にしてきました。ガスに関するあらゆる業務は、一人で完遂させることはできません。お客様や協力会社、周辺住民のみなさまとの連携があってこそ成り立ちます。小さな声を聞き逃さない・当たり前のコミュニケーションを徹底する。「次回もお願いね」と言っていただける現場作り・関係づくりを心がけ、ネットワークを構築してきました。コミュニケーションを含めたあらゆる経験・スキル・知識を積み重ねた先に、お客様に新たな提案ができるのです。

一定以上の地震が発生すると、ガスの供給を停止し、二次災害を防止します。そして全国のガス会社が現場に駆けつけ、供給停止した全ての箇所に対し、ガス管の点検・復旧作業に取り掛かります。
通常時と異なり、事前情報は少なく図面もない災害現場。それでも被災した方々が１日でも早く日常に戻るためには、一人ひとりの判断力が頼りです。ガス事業従事者としての経験値がそこで光るのです。当社にも「災害時に役に立ちたい」との想いで入社した仲間がいます。災害大国と言われる日本。”来るかもしれないその日”に備え、今日も多くの若手社員が現場で経験を積んでいます。

「当社独自工法の全国展開」と「新事業への挑戦」に注力しています。私たちは東海三県を中心にサービスを提供していますが、これまでにも全国展開を見据えた営業活動を積極的に行ってきました。実際に他地域のお客様から新工法に関するご相談をいただき、お取引に繋がったケースも増加しています。
「新事業への挑戦」では、水道管の設置・維持管理事業の拡大に向けて取り組み始めています。これまでガス事業で培ってきたノウハウを生かし、日本のインフラをより高品質な水準に引き上げることが目標です。将来はガスを含む全てのエネルギーに携わる「総合インフラ工事会社」へと成長することをビジョンに掲げています。