地震等の災害時の復旧作業において、ガス導管内に溜まった水を手動で汲み取るポンプです。従来のポンプと構造が大きく異なり、軽量で吸引力が強くなっています。また、パッキンの取替といったメンテナンスも不要です。
平成19年の新潟県中越沖地震の復旧作業において、大活躍しました。(右写真参照)
(1)従来のポンプと構造が違う | ポンプ本体の構造が従来の完全密閉式ではないオリジナル構造により、摩擦による負荷がほとんどなく、ハンドル操作が軽くなっています。(特許第3457301) |
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(2)メンテナンス不要 | 経年劣化しやすいパーツを一切使用していません。 たとえ長期間の保管後でも、いざというときにすぐに使用できます。 |
(3)施工時間の短縮 | 主な材料は、アルミパイプと耐衝撃性塩ビですので、ポンプ本体に専用吸水管をセットしても2kg程度と軽量です。 |
(4)適用範囲の拡大 | 災害時以外でも、工事現場での清掃用放水ポンプといった使い方が可能です。 |
ポンプ本体(標準) ①
太さ | 32mm |
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長さ | 75cm |
重さ | 1.5kg |
支持具付き給水管(標準) ②(水取器底の水などを吸い出すときに使用)
太さ | 18mm(給水管本体) |
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重さ | 0.6kg |
給水能力 |
10~15リットル/分 (最初に100ccの呼び水が必要) |
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給水高さ |
通常3m (理論上10mまで可能) ※高さが変わってもハンドルの重さは変わりません |