技術・工法

ライブジョイントシール工法

概要

低圧鋳鉄管の継手部漏えい対策として、活管状態(ガスを流したまま)で管の内面から継手部を検知し、 シールするシステムです。

適用範囲

  • (1)対 象:φ75~300の低圧鋳鉄管 (印ろう型・ガス型継手部)
  • (2)施工延長:片側30~50m/ピット
  • (3)曲がり通過性:片側につき、45°ベンド4個まで通過可能。

低圧本管に管径の1/2の穿孔穴をあけ、ノーブロー(ガスを漏らさず)で管内機(パッカー)を挿入し、継手部を検知します。 そして都市ガスを昇圧してパッカーを膨張させ、シール剤を継手隙間のヤーン部分に注入して シールすることによって、継手漏えいの予防を行います。

施工状況図解 パッカー部詳細図

特長

  • (1)ノーブローで活管状態での施工が可能。
  • (2)小径穴よりパッカーの挿入が可能。
  • (3)継手センサーとの連動によりパッカーを継手位置で停止させることが可能。
  • (4)都市ガスによりパッカーを膨張させるため、万一パッカーが破損しても安全。
  • (5)パッカー両端でガス圧を常時測定しており、万一ガス圧が低下しても対応可能。

効果

  • (1)工事費用の削減
    従来の更生修理工法の1/5~1/10で将来の漏えいを予防します。
  • (2)活管施工
    お客さまのガス停止を不要とし、サービス向上が図れます。

主要装置

シャッター板・ランチャー
操作盤
パッカー
チューブプーリー
押込み機
駆動源ユニット