技術・工法

継手シーリング修理工法

概要

鋳鉄管の継手からガスが漏えいした際、その部分に樹脂を浸透させて閉塞する工法です。 従来の工法に比べ、開削する面積が狭く、また火気を必要としないため安全でコストが抑えられます。

従来の工法(熱収縮チューブ)継手シーリング修理工法

施工方法

鋳鉄管の継手上部に小さい穴を開け、そこから樹脂注入ガンによってヤーンに注入し、全周に浸透させて漏えいを閉塞します。

樹脂の種類(色)
粘性

樹脂は「青」を最初に注入し、「青」がうまく注入できない場合(ヤーンが 密な場合)は「黄」を注入します。

施工概要図樹脂

特長

  • ・継手上部のみの開削で修理できるため、開削・復旧にかかるコストと掘削土の発生を削減できます。
  • ・火気を使用せず修理できるため、安全です。
  • ・従来の工法(熱収縮チューブ)に比べ、ガス管の清掃範囲が狭いため、作業時間が短縮できます。

適用範囲

圧力 低圧
口径 75A〜300A
管種 鋳鉄管(印ろう型・ガス型継手)
配管 直管受口・チーズ・クロス・ベンド・レジューサー・
水取器接続部(鋼管挿し込み受口・スリーブを除く)