技術・工法

UV硬化シート工法

概要

UV硬化シート工法は、ロックシール(アクリル系接着剤)、紫外線硬化型FRPシート(UV-FRPシート)をフランジ部に接着、紫外線にて硬化させることにより、漏えいを仮止めする修理工法です。

施工手順

  • 施工手順1

    1.漏えい部を特定後、フランジ部を清掃。

  • 施工手順2

    2.漏えい部以外のボトル/ナット部に2液混合のアクリル系接着剤、フランジの突合せ部にUV-FRPシートを貼付。

  • 施工手順3

    3.UV-FRPシートに、太陽光または紫外線照射ライトを照射し、硬化処理。
    (1面15分程度)

  • 施工手順4

    4.硬化後、漏えい部にアクリル系接着剤にてホースの固定。

  • 施工手順5

    5.ホースを切り縮め、瞬間接着剤で封止ピンを設置し、仮修正完了。
    発泡液で漏れを確認。

  • 施工手順6

特長

  • (1)活管状態で修理可能。
  • (2)フランジのサイズに応じた工具は不要であり、同一材料、工具で様々なサイズのフランジ漏えい部の仮修理が可能。
  • (3)先に漏えい部以外を閉塞し、漏えい部にホースを固定後、ホースに封止ピンを設置する事で、別の箇所での漏えい発生を抑止し、確実に修理ができる。

適用範囲

適用場所 フランジ部(ボルト、ナット含む)
管径 制限なし
圧力 0.99Mpa(施工実績は0.15Mpa)
現場環境 露出部
※施工後に水気の影響を受けない箇所
修理工法 仮修理工法

使用材料・工具

  • 使用材料・工具1

    ロックシール(パックタイプ)
    (A剤50g×12袋、B剤50g×12袋)

  • 使用材料・工具2

    紫外線硬化型FRPシート
    (UV-FRPシート)

  • 使用材料・工具3

    漏えい補修キット
    (ホース、封止ピン、接着剤)

  • 使用材料・工具4

    紫外線照射ライト